数多くの企業でマーケティングに活用されているTwitter。昨今は、イーロン・マスク氏が米Twitter社のCEOに就任してからサブスクリプションサービスである「TwitterBlue」や、インプレッション数が表示される機能「View Count」、時系列に関係なくトップツイートが表示される「おすすめ」機能の開始など、さまざまなアップデートがされてきました。
このアップデートに伴い、企業のTwitter運用もアップデートしていく必要があります。そこで今回は、いまTwitterを効果的に運用する上でのコツや、バケットが提供しているお得な運用代行プランをご紹介します。
Twitterの特徴
Twitterの特徴としては、他のSNSと比べてリアルタイム性が高く、強い拡散力が挙げられます。日本国内の月間アクティブアカウント数は4,500万以上で、男女ともに幅広い年代で利用されています。
趣味や関心でつながり、コミュニケーションが行われる傾向が強く、短文コミュニケーションであることも特徴です。
匿名性が高い点や、短文コミュニケーションが中心であることで情報が正しく伝わらないことで、炎上につながるケースもあるため、情報を発信する際は注意が必要です。
Twitter運用におけるアップデートの影響は?(※2023年5月時点)
イーロン・マスク氏がCEO就任後に行われたアップデートの中で、Twitter運用に大きな影響を与えるものを2点ピックアップします(※2023年5月時点)。
認証バッジ
現在Twitterでは、青、金、グレーの認証バッジが導入され、これまでの認証バッジと大きく使用が変更されました。
それぞれのバッジについて簡単に説明します。
青バッジ
新しく導入された月額有料制サブスクリプションサービス「Twitter Blue」に加入することで、青いチェックマークをアカウントに追加することができます。
従来は、Twitterが公式アカウントと判断し付与されていましたが、今後はTwitter Blue加入者のみが付与される方針に変更され、元々青バッジが付与されていても非加入の場合は認証アカウントから外れ、青バッジが表示されなくなっています(2023年4月24日時点では、フォロワー100万人以上のアカウントでは青バッジが再度付与されるように変更された可能性があります)。
価格はウェブサイトから申し込む場合は月額980円、年額では10,280円で加入することが可能です。
▼主な機能
・ツイート後30分以内は5回まで編集が可能。
・送信後のツイートを他のアカウントに表示される前に取り消しが可能。
・タイムラインに表示される広告数が半減。
・最大2,000文字のツイートが可能。
・所持するNFTをプロフィール画像に設定可能。
・リプライ、検索時に上位に表示されやすくなる。
・60分まででファイルサイズが2GBまでの動画がアップロード可能。
金バッジ
組織や会社でビジネスを行っている法人等は、「Twitter Verified Organizations」に加入することで、金のチェックマークをアカウントに追加することができます。
価格は月額135,000円で加入することが可能です。Twitter Blueと同じ機能のほか、下記機能が利用できるようになります。
▼主な機能
・プロフィール画像が四角で表示される。
・個人または団体アカウントを関連アカウントとして登録可能。登録されたアカウントには金バッジが付与され、アカウント名の横に小さく提携元のアイコンが表示される(1アカウントにつき、月8,000円)
2023年4月22日以降、青バッジと金バッジを取得していないアカウントでは広告配信を停止されると発表されており、国内でも一部広告アカウントが停止される事態になっています。
しかし、4月21日までに月額1,000ドル(日本円で135,000円)以上の広告費を投下している場合は、自動的に金バッジが付与されています(今後も月額1,000ドル以上の広告費を投下すれば金色バッチを獲得できるかは不明です)。
グレーバッジ
政府機関のアカウントは、資格基準をクリアすることで、無料でグレーのチェックマークをアカウントに追加することができます。
おすすめ表示機能
従来の最新投稿順に並んでいるタイムラインに加え、新たにおすすめ投稿が表示されるタイムラインが導入されました。
おすすめ欄では、フォローしているアカウントや、興味を持っているトピックに基づくおすすめのツイートが表示されます。また、上記に該当しない場合でも表示される場合もあり、人気の高さやフォローしているアカウントからの反応など、さまざまな要素に基づいて選ばれています。
Twitterより公開されたアルゴリズムに沿って表示されるように設定されており、内容の一部は以下の通りです。
・無数の候補から1,500ツイートに絞られ、フォロー・非フォローユーザーが50:50の割合で抽出される。
・各ユーザーに影響力の数値スコアが割り当てられており、そのユーザースコアに基づいて表示数が決まる。
・フォロワー数が少なく、フォロー数が多いユーザーのスコアは低くなる。
・ユーザースコアが65未満の場合、考慮されるツイート数は3つに制限されるが、65を超える場合は制限されない。
・認証バッジが付与されているユーザーが優先される。フォローしている認証ユーザーは4倍のブーストを得られ、非フォローの場合は2倍のブーストを得る。
・古いツイートは6時間ごとにスコアは50%減少し、表示される頻度が低くなる。
また、ツイートに対してユーザーがアクションを起こすごとに、表示される確率が上昇することも公開されており、具体的なアクションごとの重みづけは以下の通りです。
ユーザーのアクション | センチメント | 重さ |
---|---|---|
ツイートへのいいね | ポジティブ | 0.5 |
リツイートする | ポジティブ | 1 |
ツイートへのクリックし、いいねかリツイートする/ツイートに2分滞在 | ポジティブ | 11 |
プロフィールへのアクセスからのいいね!や返信 | ポジティブ | 12 |
リプライする | ポジティブ | 27 |
ツイートに返信してエンゲージする | ポジティブ | 75 |
「表示回数を減らす」リクエストまたはブロック/ミュート | ネガティブ | -74 |
ツイートを報告する | ネガティブ | -369 |
Twitterの効果的な運用のコツ3選
前述した通り、Twitterは早いサイクルでアップデートされているため、最新の環境に合わせた運用が不可欠です。そこで、いまTwitter運用でやるべき運用のコツとも言える3つのポイントをご紹介します(※2023年5月時点)。
Twitter Blueに加入する
Twitter Blueに加入することで、おすすめタイムラインに表示される確率が大幅に向上します。おすすめに表示されるとフォロワー外にも訴求ができるため、アカウントに認知拡大において影響力が大きいです。
また、今後は認証されていないアカウントで広告配信ができないため、企業SNSマーケティングにおいて加入は必要不可欠なサービスとなっています。
アルゴリズムを意識したコンテンツ運用
ユーザーのアクションで投稿のスコアが変動するため、いいねやリツイート、リプライなどエンゲージメントを獲得することが非常に重要です。
たとえば、タイムライン上でいいねをされるよりも、ツイートを一度クリックされてからいいねをされるとスコアは24倍にまで上がります。
一度タップさせる手段として、認証アカウントの場合は140字以上の投稿をしたり、画像をクリックして拡大して見せるなど、自然にクリックへ誘導できるような投稿コンテンツの作成が効果的です。
ユーザーからのリプライにリアクションする
前述のスコアで最も高いものが「ユーザーからのリプライへの返信」です。こちらはタイムライン上でされるいいねの150倍にまでスコアは増加します。
従来のTwitterでは、ユーザーに対しての返信はユーザーコミュニケーションとして実施されてきましたが、それに加えて新規ユーザーへの認知拡大も狙えるため、今後は積極的なユーザーコミュニケーションをとることが必要不可欠です。
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