TikTokのアップデート情報&新機能(※2023年7月5日時点)をまとめてご紹介します。
TikTokとは?
TikTokは、15秒から1分ほどの短い動画を作成/投稿できる「短尺動画プラットフォーム」です。
動画を撮影する際に「0.5倍速」、「2倍速」と速さを調節したり、アプリ内に実装されている特殊効果を活用したり、ユニークな動画が簡単に作れるようになっています。
動画にアプリ内でBGMをつけられるのも大きな特徴 で、2018年10月には音楽聞き放題サービスの「AWA」との業務提携が発表され、同サービス内から約25000曲の楽曲を使用できるようになりました。
日本でのTikTok人気は中高生を中心に加熱し、株式会社AMFが発表した「JC・JK流行語大賞2018」のアプリ部門では1位を獲得。アメリカの調査会社「Sensor Tower」によると、2018年第一四半期、App Storeのアプリダウンロード数で世界一となり、もはや一時的な小さなブームではなく、世界的な流行と言えます。
TikTokの運営会社は、中国で2012年に創業された「ByteDance(バイトダンス)」。TikTokのほかにも日本でいう「SmartNews」のようなニュースアプリ「Toutiao(今日頭条)」、動画アプリ「Vigo Video」や「Buzz Video」もリリースし、「Bloomberg」の報道によると、その企業価値は、“ユニコーン企業(評価額が10億ドル以上の未上場のスタートアップ企業)”のうち世界最大とも言われています。
TikTokの特徴
流行の楽曲をチェックできる
最近では、TikTokの動画に使われることで話題となる楽曲も多く、流行りの曲をチェックできる場でもあります。
例えば、SEKAI NO OWARIの「Habit」(2022年6月22日リリース、4月28日に先行配信スタート)は、学校を舞台にしたMVが話題に。歌詞も含め、コミカルかつ中毒性のあるダンスが話題となり、曲に合わせてMVのダンスを踊る動画が沢山投稿されました。
「AWA」では、TikTokで再生回数やシェア数が多かった楽曲「HOT SONG」を集めたプレイリストも公開されています。
「〇〇チャレンジ」…投稿のネタが豊富
TikTokでは、「〇〇チャレンジ」といった、いわゆるお題のハッシュタグを用意されています。
検索画面を選択すると、画面上部にはお題の記載されたバナーがあり、その下には人気のお題一覧が表示され、気になるお題をタップすると、そのお題の主旨や投稿例が見られます。「何を投稿すればいいのか分からない」という場合は、人気のお題に挑戦すればいいため、投稿のネタに困りません。
動画の作成が簡単で、投稿ハードルが低い
TikTokは、アプリの機能を使うだけで音楽を付けた動画の撮影や加工を行うことができるため、技術がなくても簡単に動画を作成できます。
また、投稿のスタイルも“曲に合わせて動いた動画”がほとんどで、内容についても誰かが投稿している「かわいい」、「かっこいい」、「おもしろい」動画をマネすれば、流行に乗れるため、気軽に撮影して投稿することができます。
アカウント未登録で一部の機能を利用できる
TikTokでは、アカウントが未登録の状態でも一部の機能を利用できます。
ほかのユーザーが投稿した動画の閲覧・保存(ダウンロード)、友だちなどに動画をシェアすることも可能です。さらに、通常の動画だけでなく、LIVE動画(LIVE配信による動画)も閲覧できます。
ほかのユーザーからの反応が得られやすい
ほかのSNSと違い、いいね数やフォロワー数が伸びやすいのもTikTokの特徴です。中には、Twitterのフォロワー数の何倍ものフォロワーをTikTokで獲得しているユーザーもいると言われており、承認欲求を満たしやすいことも人気の理由の一つだと考えられています。
2023年4月のアップデート情報&新機能
TikTok、政府機関は「利用はできない」 答弁書閣議決定
政府は4月4日、中国系動画投稿アプリ「TikTok」に関し、「政府機関が要機密情報を取り扱う場合には、利用することはできない」とする答弁書を閣議決定。立憲民主党の大西健介氏の質問主意書に返答しました。
また、答弁書では、閣僚らの政務三役がTikTokを利用しているかどうかについては、「政府機関などが支給する端末には、インストールしていない」としています。
TikTokを巡っては、個人情報が中国側に漏えいする恐れなどから欧米各国で利用禁止の動きが広がっており、米下院外交委員会は3月1日、同アプリの米国での利用を禁止する法案を賛成多数で可決しました。
2023年3月のアップデート情報&新機能
TikTok、18歳未満は「1日60分まで」に制限
TikTokは3月2日、18歳未満(13歳以上)のユーザーの全アカウントにおいて、1日60分の視聴時間制限を自動的にオンにすると発表しました。60分の制限時間に達した場合、視聴を続けるにはパスコードの入力が必要で、時間を延長するかどうか判断を求められます。今後数週間以内に適用されます。
もし、60分の視聴時間制限を解除し、1日に100分以上TikTokを利用した場合、1日のスクリーンタイム制限を設定するよう通知を送る他、視聴時間を振り返る通知を毎週送信します。TikTokは、2022年に18歳未満のユーザーに向けて視聴時間管理を促したポップアップ通知をテストしたところ、視聴時間管理ツールの利用が234%増加したとしています。
また、保護者向けのペアレンタルコントロールの機能も追加。1日の視聴時間の制限を調整(曜日ごとに変化させることも可能)できる他、視聴時間や開いた回数、日中と夜間の合計視聴時間を表示する「スクリーンタイムダッシュボード」、特定の時間帯にプッシュ通知を受信しないように設定できる通知のミュート機能なども利用できます。
2023年2月のアップデート情報&新機能
TikTok、リビングルームに進出 テレビ向けアプリの提供を始める
TikTokを運営する中国ByteDanceは2月21日、Amazon Fire TVシリーズやAndroid TV搭載のテレビに向けて「TikTok TV」アプリの配信を始めると発表しました。
TikTokで配信している幅広いジャンルの動画をテレビ画面で視聴できるアプリ。TikTokアカウントでログインすると「おすすめ」や「フォロー中」のコンテンツを再生できます。2月21日時点でTikTok LIVEの視聴には対応していません。
日本ではGoogle TV、Android TV OS搭載デバイス、Amazon Fire TV、LGエレクトロニクスのスマートテレビ(近日対応)に対応。Amazonは同日、アプリストアで同アプリの提供を始めたと発表しています。
TikTokはモバイル向けの動画プラットフォームをうたっていましたが、テレビ画面に対応したことで利用シーンを広げる考え。ByteDanceは「家族や友達と一緒に気軽にTikTokコンテンツを楽しんで頂けることをうれしく思う」とコメントしています。
2022年12月のアップデート情報&新機能
「裸が見れる」フィルターとうたうフィルターでマルウェア拡散
ハッカーが、TikTokの「Invisible Body Challenge(インビジブル・ボディ・チャレンジ)」を悪用して、パスワードやクレジットカード情報を盗むマルウェアを拡散。
TikTokトレンドであるチャレンジは、自分の裸を撮影し、TikTokの「Invisible Body」フィルターを使って裸体をぼやけた背景に置き換えることをユーザーに促すというもの。ハッカーはこのトレンドを悪用して、フィルターを取り除けるという動画を投稿し、裸を見ることができると人々を騙しており、ユーザーが本当に手に入れることができるのは、通話・チャットアプリDiscord(ディスコード)のアカウントを盗むのに使用されるマルウェアの一部だそうです。
2022年11月のアップデート情報&新機能
TikTok、アプリ内ショッピング機能を米国でテスト中
TikTokが、アプリ内ショッピング機能を米国でテスト開始したことが明らかとなりました。ユーザーはTikTokアプリを離れずに、直接買い物できるとのことです。
2022年10月のアップデート情報&新機能
「マルチゲスト」機能登場、最大5人とLIVE可能に
TikTokは、10月19日に新機能「マルチゲスト」機能をアップグレードしたと発表しました。これは、LIVE配信をするホストがグリッドやパネルレイアウトを使って最大5人のゲストをLIVE配信を行い、視聴者と交流ができるというものです。
また、カメラの反転やエフェクトの追加、コメントのフィルタリング、ホストの代理として視聴者からのコメントを管理できるモデレーターの追加など、様々な設定が利用できます。
ライブ配信可能年齢を18歳以上に引き上げ!
TikTokは、10月18日に「TikTokライブ」について、これまで16歳以上としていたライブ配信できる年齢を18歳以上に引き上げ(実施は11月23日から)、大人限定ライブの配信を可能にすることを発表しました。
これらは、コミュニティを安全に保つための継続的な取り組みの一環だとし、大人限定ライブはきわどい冗談や、クリエイター自身が子供には見せたくないと考える内容も気兼ねなく配信できるとしています。
動画編集ツールが進化
TikTokは、10月6日に既存のユーザー向けの動画編集ツールの提供に加え、さらにその機能を強化するためのアップデートを行ったと発表。
これによりユーザーは、TikTok内で、すぐにクリップ、サウンド、画像、そしてテキストを編集及び調整できるようになりました。
2022年9月のアップデート情報&新機能
フランス発祥のSNS「BeReal」のような新機能「TikTok Now」を発表
TikTokは、スマートフォンの前後カメラで同時に撮影した画像・映像を共有する新機能「TikTok Now」を発表。
「TikTok Now」は、毎日ランダムな時間に同時に通知が来て、3分以内に前後両方のカメラを使用した10秒の動画または写真を撮影し、その瞬間に何をしているのか友人と共有することができます。
これは、フランス発祥で人気急上昇中のアプリ「BeReal(ビリール)」によく似た機能です。
2022年7月のアップデート情報&新機能
“大人向け”動画を18歳未満に表示しない新機能
TikTokは、7月13日に未成年のユーザーに不適切だと判定したコンテンツを18歳未満に表示しない「コンテンツレベルシステム」の初期バージョンを近く導入すると発表。
若年層には怖すぎたり過激すぎたり、複雑なテーマが含まれている動画を検出すると、「コンテンツレベル」を自動設定し、18歳未満の視聴を防ぎます。
2022年6月のアップデート情報&新機能
「視聴時間制限モード」 10代の“見過ぎ”に配慮
TikTokは、6月9日に1回の視聴時間を管理できる「視聴時間制限モード」など、TikTokの“見過ぎ”を防ぐモードを導入すると発表。
13歳~17歳のユーザーが1日に100分以上視聴した場合、次にアプリを開いた時、視聴時間制限をリマインドする機能も加えるとのことです。
iOSの「ミー文字」に類似に似てる!? 動画内の自分をアバター化する新機能
TikTokは、6月7日にユーザーが自身をアニメーション化できるアプリの新機能「TikTok Avatars」を発表。TikTok Avatarsは、Appleの「ミー文字」に似た機能で、自分のアバターをパーソナライズし、アバターの姿で動画を保存して共有できます。
バケットでは企業のSNS運用を支援中!
株式会社バケットでは、企業のSNS運用代行・活用支援を行っています。今後も加速する企業のSNS活用方法の多様化にあわせ、きめ細かな活用支援サービスを提供してまいります。