Twitterスペースとは? 企業の活用事例も紹介!

Twitterスペースの概要、企業アカウントでの事例をご紹介します。

目次

 Twitterスペースとは?

Twitterスペースは、2021年5月にリリースされた音声ライブ配信機能です。一時期ブームとなった音声配信アプリ「Clubhouse(クラブハウス)」のようなもので、ユーザー同士が音声によってリアルタイムに会話でき、また、誰でもその会話を聞くことができます。

会話をするユーザーは、スペースを作成する「ホスト」と、スペース上で会話する「スピーカー」、そして会話を聞く「リスナー」の3者で成り立ちます。

  • ホスト:スペースを作成する人。スピーカーへの招待、スペースの終了などの権限がある。ホストは、ホストと同様の権限を持つ「共同ホスト」を最大2名まで招待することも可能。
  • スピーカー:ホストから許可され、発言する権限を与えられた人。
  • リスナー:ホストとスピーカーの発言を聴ける人。発言はできない。

サービス開始当初は、スペースを開催する条件が「フォロワー600人以上」とされていましたが、現在は公開アカウントであれば誰でもスペースを開ける仕様になっています。

会話に対して、リスナーは「笑顔」や「ピースサイン」などの絵文字でリアクションできる音声以外の視覚要素も活用できます。

また、会話のテーマや内容に沿って、参加者に共有したいツイートを共有できる機能もあります。

スペースの便利な機能

  • アーカイブを残せる:30日間アーカイブとして保存することができるため、リアルタイムで参加できなかったユーザーにもコンテンツの共有ができます。
  • スケジュールで事前にゲストに通知できる:ホストは、スペースの配信スケジュールを30日前から設定することができます。スケジュールを設定するとタイムラインに予告が表示され、参加したいリスナーは、予告のボタンをクリックしておけば、スペースの開始時に通知を受け取ることができます。
  • 参加者に対して削除やブロックを行う:攻撃的や不適切な発言、他の参加者の邪魔をするユーザーがいた場合、そのスペースのホストや共同ホストは、該当するユーザー発言権を削除、ブロック・報告することができます。

Twitterスペースの利点と活用メリット

誰でも手軽に生配信を行うことが可能

一般的に生配信を行う場合、InstagramやYouTube、その他ライブ配信サービスは動画であることがほとんどなので、スタジオの用意や配信機材の手配、出演者の衣装、メイクなど、実施前のための事前準備が必要です。

しかし、Twitterスペースは音声のみで配信するため、衣装やメイクなどは不要です。Twitterのアカウントがあれば誰でも開催できるため、配信のための準備も必要なく、基本的に自身のスマホから開きたい時にすぐ実施できるという利点があります。

参加しやすく、参加者のコミニュティを広げやすい

Twitterスペースを開催、または参加しているアカウントのフォロワーには、タイムラインの最上部に配信中であるアイコンが表示されます。そのため、Twitterを開いた際に気づきやすく、フォロワーが参加するきっかけにもつながります。

また、非フォロワー以外のユーザーにもスペースの開催が伝わるため、様々な地域に住むユーザーや世界中のフォロワーと直接コミュニケーションを取る機会ができます。

映像ではなく音声のリアルタイム配信なので、例えば勉強や家事などをしながらなど、ラジオ感覚で聴くことができるため、参加のハードルが低いというメリットも挙げられます。

UGCを拡散しやすい

Twitterスペースは、InstagramやYouTube、その他ライブ配信サービスとは、異なりコメント欄がありません。

リスナーが配信に関してのコメント等の何らかのリアクションを送りたい場合は、ツイートをすることになるので、それは自ずとUGC(※)としてタイムラインに投稿され、リスナーのフォロワーにも拡散されます。そのため、スペースはリスナー以外にもそこで起きた話題や感想が拡散されやすく、ハッシュタグの活用を促すのも効果的です。

※UGC(User Generated Content)は、ユーザーによって生み出されたコンテンツのことを指します。例えば、SNSやブログ、動画投稿サイト、写真共有サイト、イラスト投稿サイト、電子掲示板(BBS)などの各種ソーシャルメディアへの書き込みや投稿、それらに対する感想、レビューなどが含まれます。

企業のスペース活用事例

主に一般のユーザーに利用されているスペースですが、企業での活用事例も増加しています。今回は「味の素冷凍食品」と「WOWOW」の事例をご紹介します。

味の素冷凍食品

味の素冷凍食品は、2022年2月26日の「シュウマイの日」に向けて行った「#シュウマイペアリング総選挙」というキャンペーン企画では、ユーザーにシュウマイに合うお酒を投稿してもらい、最終日にスペースを開き、著名な料理研究家やタレントがそこに参加する形で「開票式」を実施しました。

その結果「シュウマイに関するツイートが前年同日の2倍に増加した」、「スペースの再生回数が12万7,000回を記録した」など、成果を挙げました。

WOWOW

WOWOWは、映画好きなお笑い芸人・こがけんさんと、映画評論家・松崎健夫さんと一緒にWOWOWの映画を鑑賞する「こがけんのみんなでシネマ」を開催しました。ユーザーは、スペースの音声を聞きつつ、ハッシュタグ「#みんなでシネマ」をつけてツイートしながら、他のユーザーの感想を見たり、ツイートが拡散されたりして交流ができるというものでした。

そのほかも多くの企業がスペースの活用、導入を進めており、上記の味の素冷凍食品のようにキャンペーンの一環としての活用、日常の投稿の延長のようなユーザーと気軽にコミュニケーションを図るような目的での実施もあります。

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