日プ2、THE FIRST、私が女優になる日…オーディション番組のSNS展開

Nizi Project、PRODUCE 101シリーズ、創造営2021など、昨今は社会現象と言えるほど、オーディション番組が世間の注目を集めています。そしてJO1、NiziU、TREASURE、ENHYPEN、INTO1……など、オーディション番組から誕生した次世代のアイドルグループが次々とデビューしています。

各番組は、本編はもちろん、視聴者であるファンを多様なコンテンツで楽しませ、飽きさせないようSNSの展開も力を入れています。視聴者の中には、たまたま見かけたYouTubeの動画や、Twitterのタイムラインに流れてきたファンのツイートがきっかけで興味をもった人も少なく無いでしょう。

本記事では、先日最終回を迎えた『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2(通称:日プ2)』(GYAO!)、AAAのメンバーとしても活躍するSKY-HIが主催する『THE FIRST -BMSG Audition 2021-(通称:THE FIRST)』(Hulu)、将来ドラマで活躍する女優を発掘・育成する『私が女優になる日』(TBS系)の3つの番組のSNSでの展開についてご紹介します。

目次

各SNSを駆使したコンテンツが豊富!『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』

2019年に放送されたサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』の第2弾。韓国の音楽専門チャンネルMnetの人気オーディション番組「PRODUCE 101」の日本版として人気を集め、シーズン1でデビューしたメンバーはJO1(ジェイオーワン)として昨年3月にデビューしました。

※「日プ」は『PRODUCE 101 JAPAN』の略称。韓国で開催された『PRODUCE 101』を「プデュ」と略すことから、日本のプデュとして「日プ」という略語が使われています。

番組の最大の特徴は、視聴者が「国民プロデューサー」となり、デビューメンバーを投票で決定すること。

先日13(日)最終回がTBS系列で地上波放送され、勝ち残った11名が「INI(アイ・エヌ・アイ)」としてデビューすることが発表されました。

日プ2の特徴は各SNSを駆使したコンテンツの豊富さ。

YouTubeでは、本編の未公開映像のほか、各ステージパフォーマンスや練習生各個人にフォーカスした動画(推しカメラ)を公開。

ダンス、ボーカル、ラップの3つポジションに分かれてチームごとに競うポジションバトルの動画では、ボーカルポジションの練習生4人が歌う「花束のかわりにメロディーを/清水翔太」の動画はYouTubeの急上昇ランク1位となり、400万回以上再生されました。

また番組テーマ曲「Let Me Fly~その未来へ~」にかけた「#れみふらチャレンジ」では、ファンが投票以外で練習生を応援する企画を実施。

TikTokやTwitterで展開され、結果が可視化され、場合によっては上位になった練習生の特別なコンテンツが見られるとあって、SNS上のファンの行動が盛り上がりを見せました。本編以外の企画が多く、オーディション全体がエンタメとしてのコンテンツの豊富さが特徴です。

【PRODUCE 101 JAPAN SEASON2】
OFFICIAL SITE :https://produce101.jp
OFFICIAL twitter:https://twitter.com/produce101jp_             
OFFICIAL instagram:https://www.instagram.com/produce101japan_official
OFFICIAL YouTube:https://www.youtube.com/c/PRODUCE101JAPAN
OFFICIAL TikTok :https://www.tiktok.com/@produce101japan_official

完全版をYouTubeで配信!『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』

THE FITRSTは、AAAでも活躍するSKY-HI(日高光啓)が自らCEOを務める新会社『BMSG』が仕かけるオーディション。“クオリティファースト”、“クリエイティブファースト”、“アーティシズムファースト”の3つを掲げ、オーディションにかかる費用1億円をSKY-HIが自ら出資していることも話題になっています。

昨年9月から参加者の募集を開始し、書類選考→2次審査(全国6会場)→3次審査(東京で2日間)→4次審査(1ヶ月に及ぶ合宿)→最終審査を経て、デビューメンバー5人が決定。オーディションの模様は、日本テレビ系朝の情報番組『スッキリ』で放送され、Huluで毎週金曜日20時に完全版が配信されています。

SNSは、『BMSG』のTwitter、Instagram、YouTubeのアカウントでそれぞれ展開しています。

注目すべきは、YouTubeでの完全版の無料公開。放送・配信から遅れる形ではあるものの、途中から放送を観た人も、気になる部分を後から振り返りたい人にも嬉しい、太っ腹な対応です。

また2次審査や3次審査の参加者の個別のパフォーマンスや、3次審査ではほぼ本編で取り上げていないダンスプラクティス動画をアップ。

人気を集めている動画は、4次審査で行われた「クリエイティブ審査」の定点パフォーマンス映像。ベースとなるトラックを国内外の有名アーティストのプロデュースを手がけるMatt Cab & MATZの2人が提供し、参加者たちが作詞・作曲・振付を自ら作り上げるという、既存のオーディションには無い点が話題を呼びました。

本編とは異なる”定点”での映像を楽しむことができるのもファンには嬉しいところ。

Twitterでは、「#THEFIRST」で視聴者が感想を自由に投稿。また「#私がTHEFIRSTに沼ったきっかけ」というハッシュタグでファンの声を募集し、リツイートする形で紹介しています。

SKY-HIのツイートはもちろん、最近はファンアートの投稿もリツイートされ、ファンとの距離感の近い運用です。

また本編で撮影の様子が放送された参加者のプロフィール写真も投稿。同様にInstagramにも投稿されています。

【THE FIRST -BMSG Audition 2021-】
OFFICIAL SITE :https://bmsg.tokyo/thefirst/

【BMSG】
OFFICIAL twitter:https://twitter.com/BMSG_official            
OFFICIAL instagram:https://www.instagram.com/bmsg_official/
OFFICIAL YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCLHTn2UQNUpSheL816CNa7w

Twitterで台本を公開『私が女優になる日_』

「田辺エージェンシー×秋元康×TBS」がタッグを組んで開催した女優発掘・育成プロジェクトのオーディション。

約9000人の応募の中から選ばれたプロジェクトメンバー10名がTBSドラマ主要キャストの出演権を懸け、熱い演技バトルを繰り広げています。

毎週オリジナル脚本による演技課題がプロジェクトメンバーに出され、彼女たちが自分で撮影する課題演技の動画と、スタジオで審査員の前で行う演技バトルで審査。審査員の投票ポイントの累積でランキングがつけられます。

TBS系列で毎週土曜の深夜に地上波放送されているほか、バーティカルシアターアプリ「smash.」で「収録ドキュメンタリー」のほか、動画配信サービス「Paravi」でも配信中です。

SNSは、Twitter、Instagram、YouTube、TikTokを展開。

YouTubeでは、演技バトルの動画はもちろん、個人演技の動画や、プロジェクトメンバー紹介ドキュメンタリーが公開されています。

Twitterでは、プロジェクトメンバーのオフショットや告知ツイート、また演技バトルで使われた台本が公開されています。Instagram、TikTokも主に放送告知として活用されています。

【私が女優になる日_】
OFFICIAL SITE :https://www.tbs.co.jp/watajo_tbs/
OFFICIAL twitter:https://twitter.com/watajo_tbs            
OFFICIAL instagram:https://www.instagram.com/watajo_tbs/
OFFICIAL YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC9DMV0wVwcucTRgdz99GleQ/featured
OFFICIAL TikTok :https://www.tiktok.com/@watajo_tbs

まとめ:Twitter・YouTubeをメインに展開

各種SNSでそれぞれ展開されていますが、ファンも参加して盛り上がれるTwitter、本編に加えた映像が楽しめるYouTubeが主に活用されています。

オーディション番組は、参加者の成長過程を追いかけ、放送を観ながらリアルタイムで応援できるため、ファンによるSNS上での活発な行動や、応援するファンの熱量の高さをダイレクトに感じられます。

今後もYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」による、次なる才能を探すオーディションプログラム『THE FIRST TAKE STAGE』や、清水翔太が審査委員長を務める『ONE in a Billion』といったオーディションの開催も予定されており、オーディション番組がSNS上のトレンドとなり、注目を集める日々が続きそうです。

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