2020年8月、Instagramは新機能「リール(Reels)」をリリースしました。ユーザー側はより自由度の高い使い方が可能となり、企業側も今後のマーケティングに十分活用できる機能といえるでしょう。今回はInstagramの新機能「リール」についてご紹介します。
●リールの機能紹介
【リールとは?】
Instagramの新機能「リール(Reels)」では最大15秒、音楽やエフェクトをつけた動画を作成できます。
「TikTok」と似た機能性である事から、リリース開始からインフルエンサーを始めとした多くのユーザーが活用し、盛り上がりを見せています。
【リールのメリット】
・動画をユーザーに見つけてもらいやすい
ホーム画面から発見タブをクリックすれば、画像やストーリーズと同じように動画を検索する事ができます。
ユーザーの嗜好に沿った動画が表示されるため、ユーザーの目に留まればアカウントの認知度アップやフォロワーの増加が見込めます。
●動画を手軽に作成できる
リールのメニュー画面を開くと、BGMで使用できるおすすめの音楽やエフェクト、タイマーなどの機能がすぐに使える仕様となっているので、動画編集に慣れていない初心者でも手軽に動画を作成できます。
【どんなジャンルが向いているか】
ユニークでインパクトの大きい投稿が可能なため、若年層で支持を集める美容や飲食、メディア系のジャンルが向いています。
一方で尺が15秒という制約があるため、説明が必要な商品をPRするには不向きです。
【動画を作るには】
・ストーリーズで「リール」を選択
ホーム画面からストーリーズに移動し、画面下部の「リール」を選択。
・音楽を選ぶ
画面中央左に表示される「ミュージック」アイコンから動画で使う音楽が選べます。Instagramおすすめの楽曲から選べたり、自分で楽曲を検索したりできます。動画で使用する部分を自分で選択する事も可能です。
・エフェクトを選ぶ
「エフェクト」アイコンから、動画のシーンに合わせたエフェクトが選択可能です。
・速度を選ぶ
リールでは、0.3倍速から3倍速まで計5種類の速度を選択できます。
・タイマーを選ぶ
0秒から15秒まで0.1秒単位でタイマーの設定ができます。端末から手を放せるので、一人でも十分に凝った動画が作れます。
・動画を撮影する
画面下部のアイコンをタップすると撮影が始まります。アイコンを再びタップすると撮影が停止し、その時点までの動画を保存できます。
他にも文字入れやスタンプ、カバー画像の選択、キャプションの挿入などさまざまな編集が可能です。
●企業やインフルエンサーの活用事例紹介
リリース開始から日が浅いものの、TikTokで投稿した動画を二次活用してユーザーにPRしたり、テキストやBGMをつけてオリジナリティ溢れる動画を投稿したりする企業やインフルエンサーが増えてきています。
DELISH KITCHEN
料理の基本といえる卵の割り方を始め、手軽に作れる料理レシピの動画を紹介しています。
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VIVI
「ViViコスメアワード2020上半期」で1位を獲得したコスメによるメイク動画や人気モデルの撮影の裏側を投稿しています。
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渡辺直美
リール投稿となった番組収録の合間に撮影された動画は、900万を超える再生回数を記録しました。
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今回は、Instagramの新機能「リール」についてご紹介しました。コンテンツとしての表現の幅が広がり、使用感もTikTokに似ているので、企業やインフルエンサーの活用次第では、今後のマーケティングにおける主流となる日も近いといえるでしょう。Instagramでのマーケティングを検討している企業主の方は、「リール」機能の動向をチェックしておくとよいかもしれません。